吹屋ふるさと村下町駐車場から車で3分ベンガラ館に到着です。
弁柄(べんがら)は酸化第二鉄を主成分とする赤色の無機顔料です。弁柄は銅山の捨石である磁硫鉄鉱から緑礬(ローハ)を作り、それを焼いて弁柄を作ります。
緑礬を700℃くらいの火力で1~2日焼くと茶褐色の焼キができる
焼キを水を加えかき混ぜる方法で粗いものと細かいものにより分ける
より細かくするため、水車を動力とした石臼でひきます
きれいな水をいれてかき混ぜ時間を置くとベンガラは沈殿します。酸のとけたうわ水を捨てる。これを10~100回繰り返して酸を抜きます。酸のぬけたものを干板にのばして天日乾燥して出来上がりです。
漆器や建築などいろいろなところで使われています。
ベンガラ館から車で3分笹畝坑道
江戸時代から大正時代まで操業した銅山を復元し、坑内を見学できるようにしたものです
坑道はかなり距離があって、大半が中腰で移動で首が痛くなりました。
笹畝坑道から車で8分広兼邸(ひろかね)
広兼氏は緑礬(ベンガラの原料)製造を営み巨大な富を築きました。
映画「八つ墓村」のロケが昭和62年と平成8年の二度行われました。
少しお腹がすいたので、ぜんざいと甘酒を飲んで今夜の宿泊地は倉敷のアイビースクエアにむけて出発です。